神戸 垂水 はた整体院
頭痛と肩こりから吐き気を伴う症状の原因と4つの対策を紹介
肩こりがひどくなり、頭痛に発展し、更に悪化すると吐き気を伴うという方もいらっしゃいます。特に女性の場合は肩こりに悩む方の割合は多く、日本では1200万人以上の方が肩こりに悩んでいると言われているほどです。
では、なぜ肩こりや頭痛が悪化することで吐き気を伴うようになってしまうのでしょうか?また、こうなった場合には有効な対策などはあるのでしょうか?
今回は頭痛や肩こりと吐き気の関係について紹介していきます。
頭痛・肩こりに伴い吐き気が起こる原因とは?
吐き気を伴う頭痛には様々な原因がありますが、大きく分けると一次性頭痛と二次性頭痛に分けることができます。この2つは特徴や注意点などが少し異なるので、しっかりと鑑別することが重要です。
一般的な頭痛として多いのが一次性頭痛です。一次性頭痛とは脳や血管、神経の異常がCTなどの画像上問題が無いにも関わらず頭痛を伴う症状のことを指します。具体的には以下の3つが該当します。
1.筋緊張性頭痛 2.偏頭痛 3.群発性頭痛
特に1の筋緊張性頭痛の場合は頭痛に続いて吐き気を伴うケースがあります。また、これらが1つずつ起こるのではなく複数の頭痛が組み合わさった混合型頭痛が起こるケースもあります。
もう1つの頭痛が二次性頭痛ですが、二次性頭痛の場合は病院で早急に処置が必要な場合もあります。このため、あなたの頭痛は一次性頭痛が原因なのか、二次性頭痛が原因なのかをはっきりとさせておくことは非常に大切です。
病院を受診すべき二次性頭痛とは?
二次性頭痛とは脳の疾患などで起こっている頭痛で、背景に非常に怖い疾患が潜んでいることがあります。代表的なものとしてはくも膜下出血や脳梗塞、脳出血などがあります。これらの疾患の場合は病院で早急に処置をしなければ命に関わることもあるため、注意が必要です。
ただし、「頭痛と吐き気がある=必ずしも二次性頭痛」というわけではありません。くも膜下出血や脳梗塞などの二次性頭痛の場合、手足の痙攣や麻痺、呂律が回らない、通常とは違うような強い痛み(バットで後頭部を殴られたような痛みと表現される方が多いです)、意識が朦朧としたり気を失うなどの症状が現れることが多いです。
このように頭痛に伴う吐き気だけではなく、明らかに異常な症状が無いかに注目する必要があります。もし、これらの症状に当てはまらない場合は吐き気を伴っていても一次性頭痛の可能性があり、接骨院などでの処置であなたの頭痛が改善する可能性があります。
なぜ、一次性頭痛で吐き気が伴うのか?
では、なぜ肩こりや一次性頭痛で吐き気が伴うのかについて紹介していきます。一次性頭痛とは、先程も紹介したように筋緊張性頭痛と偏頭痛、群発性頭痛がありますが、この中で多いのが筋緊張性頭痛により吐き気を伴うケースです。
筋緊張性頭痛とは、筋肉の過度な強張りが原因で神経などが圧迫され頭痛を招いているものですが、この中でも胸鎖乳突筋と言い首の側面にある筋肉が強張っている場合は頭痛に続発する吐き気を招くことがあります。
胸鎖乳突筋は首の側面にある筋肉なのですが、実はその周囲には自律神経の1つである副交感神経が多数分布しています。そして、副交感神経は自律神経の中で身体をリラックスさせるために働いてくれる神経です。
副交感神経が働くことで精神的に落ち着き、身体的には筋肉をリラックスさせ消化器官などの働きを活発にしてくれます。しかし、胸鎖乳突筋の緊張により副交感神経が上手く働かなくなることで身体はリラックスできなくなります。
そうなると症状の1つとして吐き気や食欲不振などの症状を伴うことが出てきます。
胸鎖乳突筋をリラックスさせる4つの方法
では、胸鎖乳突筋が固く副交感神経が上手く働かない場合はどのような対策を取れば良いのでしょうか?
具体的には自宅でもできる簡単な4つの方法で予防することができます。
まず1つ目はお風呂にしっかりと入ることです。お風呂で身体を温めることは胸鎖乳突筋などの様々な筋肉の緊張を軽減させ、筋緊張性頭痛を緩和させてくれ自律神経の働きも整えてくれる効果があります。(ただし、偏頭痛の場合、入浴は好ましくないので注意が必要です。)
2つ目は冷たい外気から首を守り、温かい状態を保つことです。このためにはネックウォーマーやマフラーを着用します。3つ目は睡眠をしっかり取り身体を休めてやります。身体を休めることも自律神経の回復につながるためです。
そして、4つ目が姿勢の改善です。胸鎖乳突筋は顎を前に突き出したような姿勢で緊張しやすいのでこの姿勢を改善することで過度の緊張を緩和させます。1人では難しい場合は接骨院などでマッサージや姿勢の指導を受けるのも有効な手段でしょう。
これらの方法を組み合わせて肩こりや頭痛から来る辛い吐き気を予防・改善させることができます。
この記事に関する関連記事
- 頭痛の症例報告
- 疼痛、頭痛、めまいで来院された60代女性
- こどもの頭痛について
- 天気は頭痛と関係あるのか?
- 肩こりからくる頭痛でお困りの方へ
- 起床時に首、肩がつらい4つの原因とそれぞれの対策を紹介
- 生理中の腰痛が起こる2つの原因と対処法・予防法を紹介
- 便秘と偏頭痛の関係は自律神経にあった!?便秘由来の偏頭痛の対処法を紹介
- 群発性頭痛の原因と対処法とは?カギは身体の歪みと体液だった!?
- こめかみが痛い頭痛の原因と改善させるための生活習慣のポイント
- 産後に頭痛が起こる原因と対処法を紹介
- 産後の肩こりが起こる2つの理由とその対策とは?
- マッサージに通っているけど肩こりが良くならないあなたへ
- 20年間、めまいに悩まされていた40代女性
- 20代から頭痛に悩まれていた40代男性
- 10年前からの動悸、めまい、肩凝りでお悩みの50代女性
- ◆自律神経失調症って何?
- 自律神経とめまいについて
- 自律神経とパニック障害について
- 【自律神経と便秘】
- 自律神経と更年期障害
- 産後に腱鞘炎でお困りの方が、改善過程
- 自律神経からくる動悸のセルフケア法
- 自律神経の乱れからくる様々な症状はどういうものがあるか?
- 自律神経と胃腸の関係について
- 自律神経失調症で仕事に集中出来ない、やる気がでない、色々な症状で途方にくれていませんか?
- 自律神経失調症で動悸や、イライラ、不眠、頭痛などでもう治らないと諦めていませんか?
- 自律神経の症状について
- 10年以上頭痛で悩まれ薬が手放せない 方の症例報告
- 不眠の原因とは何でしょうか?
- パニック障害について
- 自律神経の症状 症例報告
- 更年期障害の方の症例報告
- 更年期障害の原因について
- 更年期障害からくる頭痛について解説していきます。
- 更年期障害からくる不安感について解説していきます。
- ストレスからくる動悸について
- 頭痛はマッサージをして治ると思っていますか?
- めまいと気圧がどう関係しているのか?
- めまいと血圧がどのように関係しているか?
- 首から起こる頭痛について
- 息苦しい症状が出て心療内科に通院しているが、中々改善せず 薬の副作用でお困りの方へメッセージ
- 甲状腺と動悸の関係性について解説していきます。
- 中学生の頭痛に関して
- 更年期障害について
- 生理痛について
- 便秘について
- ~肩こりからくるめまいとは?~
- 長時間のデスクワークからの肩こりとは?
- 自律神経からくる肩こりとは?
- 肩こりの原因 内臓編
- 後頭部痛を伴う肩こりについて
- 疲れからくる肩こりについてご存知ですか?
- 肩こりの原因 ストレートネック編
- 肩こりと胃痛の関係とはどういうことかご存知ですか?
- ~めまいの原因は鉄分不足?~-鉄分とめまいの関係性―
- ~更年期障害からくる肩こりについて~
- 頭痛と食べ物の関係についてご存じですか?
- 起立性調整障害の原因は、一体なんでしょうか?
- 肩コリは、整体で改善出来るのか?
- 肩こりと片頭痛の関係について
- ガチガチの肩こりの原因は?
- 肩こりに強いマッサージがNGな理由をご存知ですか?
- 肩こりにストレッチは有効か?
- デスクワークの方が顎関節症になりやすい原因は?
- 顎関節症の原因は顎以外にもあることをご存じでしたか?
- 顎関節がだるい正体は何でしょうか?
- 体調不良からくる肩こりの正体は一体なんでしょうか?
- 頭痛と鬱の関係性とは?
お電話ありがとうございます、
はた整骨院 垂水本院でございます。